企業環境活動研究では、企業から出された環境課題に対して、研究員が企業が実施している事業内容やリソース、地域社会ニーズの把握などを行い、課題解決のための具体策をつくりだします。また、その課題解決策が、持続可能な社会の形成、SDGs達成に向けてどのような影響を及ぼすかについて、企業の参画を得て4回にわたり検討します。

自主ミーティングは、研究内容を深め、広げるために、また課題解決策を生み出すために研究員の主体性によって4回程度行います。

今回は、各チームが実施した企業環境活動研究の第1回目の状況についてお知らせします。

 

 ■実施期間:2019年8月〜10月  ※各チーム毎個別で実施

 ■実施回数:企業環境活動研究 4回/自主ミーティング 4回

 ■出席者  :企業環境活動研究(パートナー企業・研究員・ファシリテーター)

          自主ミーティング   (研究員・ファシリテーター)

 

各チーム活動報告

 

チーム・積水ハウス

■実施日:2019年7月21日(日) ■会場:積水ハウス会議室  

■出席:企業担当者 3名 研究員 4名 ファシリテーター 1名

 

本日は初めての企業との打ち合わせでした。私たち研究員はその前に自主ミーティングや様々な宿題をやっていたので、それを企業に発表しました。企業と議論を行う中で、研究員だけでは考えのつかなかったアイデアや考え方が出てきました。これから方向性をもう少し具体的に、また解像度の高いものにし、次回のミーティングにもって行きたいです。

 

チーム・TOPPAN

■実施日:2019年8月1日(木) ■会場:とよたエコフルタウン(豊田市)

■出席:企業担当者 4名 研究員 4名 ファシリテーター 1名

 

今回は、最初に未来に向けた取り組みや先進技術を体験できる豊田市の施設「とよたエコフルタウン」で、スマートハウスや超小型電気自動車などを見学しました。その後、SDGsカードゲーム「2030SDGs」を通してよりSDGsの知識を得ることができました。具体的には、SDGsの17個の項目はすべて何らかの形でつながっているということ、人々に何か行動をしてもらう、あるいは自分が行動するには「環境の見える化」(ex:住宅の電力消費の表示)が大切だということです。

また、前回宿題であった凸版印刷様のパンフレットを読んでポイントだと思ったこと、まちやお店で見つけて印象に残ったパッケージ、疑問点などをディスカッションしました。ここでは、^譴弔離僖奪院璽犬紡个靴討匹譴世運舎戮任るのか▲僖奪院璽犬帽められた想い・役目CX(customer experience)を意識することを学びました。今回のディスカッションで学んだ事が次回の課題であるため、それに向かって視野を広げていきたいです。

 

チーム・東レ

■実施日:2019年8月2日(金) ■会場:東レ東海工場

■出席:企業担当者 2名 研究員 4名 ファシリテーター 1名

 

チーム東レでは、「小学生を対象としたSDGsの取り組みを楽しく学べる授業の検討」という課題を達成できるようにファシリテーター、企業の方にアドバイスをもらいつつ、学生4人の力と知恵を合わせて頑張っています。8月2日に実際行われている理科授業を体験したことで、具体的な提案内容が浮かび始めました。今後、4人の意見を比較し、磨き上げ、より良い提案ができるように頑張ります。企業環境活動1回にして、学生4人打ち解けているので引き続き仲良くやって行けたらと思います。

 

チーム・Kao

■実施日:2019年8月2日(金) ■会場:花王和歌山工場

■出席:企業担当者 2名 研究員 4名 ファシリテーター 1名

 

はじめに花王の製品や理念について説明して頂きました。「いっしょにeco」という環境への取り組みはとても参考になりました。その後ランチを終え、午後から工場見学を行いました。主に市場で販売されている製品がどのようにパッケージ化され自動的に倉庫へ送られるかのプロセスから、製品自体のコンパクト化や輸送段ボールの減量など、様々な工夫を学びました。その後、エコラボミュージアムを見学しました。界面活性剤の特性を活かした興味深い実験をし、花王製品のより深い理解ができました。最後に花王さんを加えてのチームミーティングを行い、次の日程調整をして終了しました。

 

 

チーム・tokio marine

■実施日:2019年8月7日(水) ■会場:名古屋東京海上日動ビルディング

■出席:企業担当者 4名 研究員 4名 ファシリテーター 1名

 

初回となる今回の企業研究では、初めに東京海上日動火災保険さんから自社の歴史や実績、主力商品である「超保険」を始めとした保険・サービスの説明をして頂きました。後半ではその説明を踏まえ、「東京海上日動火災保険とは?」の問いを立て、インプットした情報を整理する作業を行いました。最後に環境問題のマインドマップを作成し東京海上日動火災保険さんとの共通項を探ることで課題解決への足掛かりを模索しました。最終的に、ヾ超のリスクを軽減する保険・サービスの検討 ▲泪鵐哀蹇璽嵜⇔咾凌靴靴こ萋悪CO2削減に向けての取り組み についてさらに深い議論を深めていく方向性となりました。

 

チーム・トヨタ車体

■実施日:2019年8月8日(木) ■会場:トヨタ車体 ふれ愛パーク

■出席:企業担当者 1名 研究員 4名 ファシリテーター 1名

 

はじめに、1枚の鉄板から車になるまでの工程を見学した。車種にもよるが1台18時間程で完成し、海外に輸出する左ハンドルの車も製造されていた。
工場内は機械が多く溶接など危険な作業も伴う為、指差呼称等安全面への配慮も徹底されていた。また、昨年度チームトヨタ車体として活動していた研究員から活動報告を受け、サスティナ研究所研究員としての活動の全体像が明確になった。更に修了生ならではの視点で、苦労したことと役立ったことを話して下さり、今後のアドバイスを頂いた。
課題解決に向けたミーティングでは、まず課題解決の方向性をメンバーで合わせた。会議の回数を重ね、情報量が増えたとしても課題の解釈は見失わないように進めていきたい。

 

チーム・ららぽーと

■実施日:2019年8月9日(金) ■会場:ららぽーと名古屋みなとアクルス

■出席:企業担当者 1名 研究員 4名 ファシリテーター 1名

 

午前中に、「みなとアクルス」の街区の説明と見学を行いました。そこではわたしたちが普段目にしないようなことが裏で行われていることに驚きました。午後からは、課題解決に向けて、ららぽーと名古屋みなとアクルス館内を回りました。それらを加味し、じわじわとメンバー内でイベント案があがってきた状況です。今後、さらに課題解決に向け一歩ずつ近づいていきます。メンバー一同、張り切って頑張っていきたいと思います。さてさて、本格的に研究所が始まりました。今日は、猛暑にもかかわらず、貴重な体験をさせていただき、企業関係者様には大変お世話になりました。皆さんの期待に応えられるよう我々一同精進していきたいと思っております。

 

チーム・伊藤園

■実施日:2019年8月21日(水) ■会場:伊藤園名古屋支店・瀬戸市海上の森

■出席:企業担当者3名 研究員 4名 ファシリテーター 1名

 

今日は午前中にお茶セミナー、午後は海上の森で活動をしました。お茶セミナーでは、私たちが知らなかったお茶の話、美味しいお茶のいれ方を学び、実際に急須を使ってお茶をいれる体験をしました。海上の森では、何のために間伐をするのか、その後私たちが森をどうしていくべきか考えることができました。今回学んだことを伊藤園さんの提案に活かしていこうと思います。

 

チーム・NEXCO

■実施日:2019年8月6日(火) ■会場:中日本高速道路株式会社 本社

■出席:企業担当者2名 研究員 4名 ファシリテーター 1名

 

初めてNEXCOさんの本社にお伺いしました。今回のミーティングでは、まず社員さんから各事業の取り組み目標を説明していただき、その後に研究員からCSRレポートを読んだ感想・疑問点の報告をしました。報告の中で社員さんから、「高速道路の建設中は地域住民の方との交流が盛んに行われるけれど、建設が終わると共に交流が希薄化しやすい」と教えていただきました。このようなCSRレポートから読み取ることができなかったリアルなお話をたくさん聞くことができました。今後は2030年を見据えた高速道路をイメージするために、まずはSDGsについて基礎知識を身につけ、NEXCOさんがSDGsのどのゴールに貢献できるか検討しようと考えています。 

 

 

2019年7月21日(日)、愛知県東大手庁舎あいち環境学習プラザセミナー室にて、企業環境活動研究に向け、持続可能な社会に関する基礎知識を研究員がことを目的とした基礎講座が開催されました。今回が第2回目・3回目。東洋大学情報連携学部 後藤尚弘教授による”資源循環”に関する講座及び名古屋大学大学院環境学研究科附属持続的共発展教育研究センター 杉山範子特任准教授による”気候変動”に関する講座が実施されました。

 

   ■日程:2019年7月21日(日)11:00〜16:00

  ■会場:愛知県東大手庁舎 あいち環境学習プラザセミナー室

  ■出席:研究員40名

  ■内容:第2回基礎講座】 

             <テーマ>「地域循環共生圏の創出〜地域の資源循環のあり方〜」

             <講師>   後藤尚弘氏

                             (東洋大学情報連携学部 教授)

             第3回基礎講座】

          <テーマ>「気候危機の時代を生きる」
              <講師>  杉山範子氏

                            (名古屋大学大学院環境学研究科附属持続的共発展教育研究センター特任准教授)

各チーム活動報告

 

チーム・NEXCO

 第2回基礎講座では、地域循環共生圏について学び、高速道路も地域循環共生圏を作り上げるための1つの手段であるという点に気づくことが出来ました。第3回基礎講座では、気候変動の原因や気候“危機”と言われている現状、行われている対策などについて学び、高速道路でも気候変動の問題を緩和する行動や問題に対して適応していく行動をしていかなければいけないということが分かりました。これまでの基礎講座での学びに共通していることは、どの問題もゆっくり考えている時間は無いということ、また、高速道路は地域と関わりながら成り立っているということです。これまで学んだことを存分に生かし、今後はNEXCOさんの課題解決方法について考えていきます 。

 

チーム・tokio marine

今回の活動は、「地域循環共生圏の創出〜地域の資源循環のあり方〜」と「気候危機の時代を生きる、愛知県の資源とは何か」などのディスカッションを行いました。海洋プラスチックをなくすためには自分達にとって何ができるのか、また、気候危機の時代を生きる自分達は、「地球温暖化」は何が問題なのか、原因は何なのか、自分たちはこれから何をしなければならないのか、など考えさせられました。東京海上日動火災保険さんのマングローブ林は、二酸化炭素(CO)を吸収し、炭素として葉、幹、枝、根などに蓄える効果があると言われているのを知りマングローブ植林を行っている沖縄県や鹿児島県のみならず、日本全国でも行える地球温暖化防止策を考えていきたいです。

 

チーム・メニコン

今回は、先週に引き続き基礎講座の第2回・第3回を行いました。第2回では地域循環共生圏について学び、資源循環とはリサイクルだけのことではなく資源を有効利用することだと分かりました。第3回では気候変動について学びました。気候変動の原因やその対策について、様々なデータを用いて説明していただき、世界的に気候変動が問題になっていることが分かりました。また、地球温暖化は止めることはできなくても、変化に適応していくこともできるというお話がとても興味深かったです。

今後は、前回と今回におこなった3回の基礎講座を生かして、企業の課題解決を目指します。基礎講座を通して、企業は多くの要素と関わって収益を得ているため、解決策はその企業の問題を解決するだけでなく、社会や環境などのシステムを変えていくものである必要があると感じました。

 

チーム・トヨタ車体

全体的にも賑やかな雰囲気でした。後藤尚弘⽒のセミナーについて、地域の資源において、⼀般廃棄物と産業廃棄物はそれぞれ誰が処理するのか。廃棄物処理制度の重要性について学びました。また、愛知県の資源は何なのかについて、私たちは⾞の資源を愛知県の資源であるとしましたが、他のグループでは、⾷べ物がおいしいことから農林⽔産資源、祭りや観光が多いことから観光資源など、私たちにない考えをもっており、参考になりました。
杉⼭範⼦⽒のセミナーについて、地球温暖化は現在、世界で問題になっており、⽇本は暖房の使い⽅が下⼿だということを知りました。確かに、⽇本では、⾃分だけ当たるような電気ストーブを⽤いているため、効率の悪さを感じました。また、複数の内容が詰め込まれていたことから、杉⼭さんの熱⼼さが伝わりました。基礎講座を踏まえて、トヨタ⾞体さんの課題を解決していきたいと考えています。

 

チーム・ららぽーと

7月21日で基礎講座が終了しました。どの講座も初めて学ぶことが多く充実した時間となりました。次回からは各チームに分かれて活動になります。この講座で得たことを今後の活動に生かしていきたいです。

 

チーム・東レ

「環境問題とは何か、私たちと循環問題の関係性を感じさせられました」

2回では、資源循環の本当の意味とは何か考えた。愛知県の資源について考え、共有していくとそれぞれが何を愛知県の魅力だと感じているのか、私たちが循環させていると気づかされた。私たちは資源を活かし、循環させることで、どのような地域にしていきたいのか考えることが大切である。

3回では、「気候変動」ではなく、「気候危機」という題目で地球温暖化が進行する要因、現在の適応策について考えた。二酸化炭素の排出量・世界の対策・二酸化炭素量が増加するとどうなるかデータと資料から学んだ。

以上2つの講義から共通する点・学んだ上での今後の課題についてチーム内で考えた。もう1度、環境について何を子どもたちに学ばせ伝えたいのか再検討したい。

 

チーム・積水ハウス

今回は2つの基礎講座ということでしたが、どちらも自然と集中力が高まる様な講座でした。受講前は自然環境は山間地域が特化して大切なのでは?というイメージを持っていましたが、講座を通して地域に関係なく様々な場所がつながり循環していることを学びました。また、グループワークを通じて愛知県の資源を明確化できました。気候危機では、チーム積水ハウスとして吸収することが多く、知識の幅が広がったことが実感できました。これまでの全3回の講座を基に、企業課題への取り組みだけでなく普段からの意識の改めを頑張りたいです。

 

チーム・Kao

今回の基礎講座では地域循環共生圏の創出についてと気候危機に関しての講義を受けた。地域循環共生圏の講義では地域において、地域の資源を生かし、地域の資源を循環し、自立することが地域循環共生圏であり、どんな地域にしたいのか想像することが大切であると学んだ。気候危機に関しての講義では地球温暖化の現状はどうなっているのか、地球温暖化がこのまま進むとどんな未来が待っているのか、気候変動の時代に生きる私たちは何をするべきなのかを学んだ。今回の講座を通して環境に関する物事の関心が非常に低いことを痛感した。この講座を受けた私たちが世間に周知するにはどのように行動していくのが正しいのか、深く考えていくべきである。

 

チーム・TOPPAN

今回は循環型社会と気候変動についての講義を受けました。その後、チーム内で考えたことを共有し、未来の「環境配慮型パッケージ」についてアイデア出しをしました。全部で三回ある基礎講座を終え、共通していたのは持続可能な社会を根本から作ることが大切ということです。私たちはパッケージを通してどのようなアプローチが出来るのか、学生らしい提案をしていきたいです。

 そして環境問題は幅広い分野と複雑かつ密接に関わっています。講義を受けるたびに、考えの甘さに気づきます。これからよりよいパッケージを提案するためにも、さらに勉強していく必要があると感じました。チーム一丸となって頑張ります!

 

チーム・伊藤園

今回我々は、後藤尚弘氏と杉山範子氏のお2人より2つの講義をして頂き、地球温暖化と地域の資源循環という点から環境に与える影響を深く学びました。気候変動の時代を生きる私達がしなければいけないことが少しわかった気がします。いよいよ次回からそれぞれの企業に行って具体的に案を練っていきます。第1回から第3回までの講義で得た知識を活かして今後の活動に繋げていこうと思います。